上棟の朝、まず柱に手を合わせて。
骨組みが空へ伸びていく朝の、現場のこと。
おはようございます、棟梁の田村です。今日は上棟の日でした。骨組みが空に向かって伸びていく瞬間は、何度立ち会っても身が引き締まります。
写真で見る、上棟の現場


上棟の日は、前の日から始まっています
前の日のうちに、材を置く順番を決めておきます。どの柱から起こすかは、クレーンを据えられる位置と、その日の風向きで変わります。番付どおりに積み直しておくと、当日は手が止まりません。段取りが八割というのは、この工程のことだと思っています。
朝は、まず柱に手を合わせてから始めます。何十棟建てても、ここは変えていません。一日を無事に終えることが、その日のいちばんの目標だからです。
夕方、棟木まで納まったところで養生をして終わります。翌日からは金物を締め、屋根の下地へ移ります。壁が塞がる前のこの数日が、家の骨格が決まる時期です。
上棟の日は天候にも大きく左右されます。今回は朝から晴天に恵まれ、予定通り一日で棟木まで組み上げることができました。大工たちの息の合った動きを見ていると、長年培われたチームワークの強さを感じます。
お施主様にも現場へ来ていただき、柱の位置や梁の掛かり方を一緒に見ていただきました。「ここに、こうやって家が建っていくんですね」と驚かれる顔を見るのが、実はいちばんうれしい瞬間です。
見えなくなる所こそ丁寧に――次は断熱と気密の工程に入ります。また現場からお伝えします。
この記事のポイント
- 上棟は天候に大きく左右される工程。晴天に恵まれ、大工たちの息の合った動きで一日で棟木まで組み上がりました。
- お施主様にも現場へお越しいただき、柱の位置や梁の掛かり方を一緒にご覧いただいています。
- 見えなくなる所こそ丁寧に――上棟のあとは断熱・気密の工程へと続きます。
この現場の記録
同じ現場を、工程の順に、担当した者がそれぞれ書いています。あわせてお読みいただくと、家がどう立ち上がっていくかが一続きでご覧いただけます。





