
深く伸びる軒
夏の強い日差しを和らげる深い軒が、外観の大きな見どころです。
WORKS
種別=平屋/家全体の広さの目安=約33坪/工期の目安=約7か月
深い軒の下で過ごす時間を、暮らしの中心に。木の温もりを感じる平屋です。
「歳を重ねても暮らしやすい平屋がいい」というご希望から計画がスタートしました。深く伸びた軒(屋根の出っぱり)は夏の日ざしを和らげ、木のテラスと室内を緩やかにつなぎます。外壁は白を基調とし、屋根の裏側に見える木目が優しいアクセントに。
芝の庭を眺めながらお茶を飲む時間が、ご家族の新しい習慣になりました。
将来を見据え、階段のない平屋で暮らしたいというご相談でした。庭とつながる開放的なリビングと、深い軒で夏の日差しを和らげたいというご希望もありました。
屋根を外へ深く張り出し、庭に面した窓の外に木のテラスをつくりました。庭と部屋がひとつづきに感じられます。屋根の裏側と玄関まわりには木を張り、白い外壁に温かみを出しました。床の段差をなくした平屋なので、年月がたっても暮らし方を変えずに住めます。
難しかった点平屋は部屋がすべて1階に並ぶため、同じ部屋数でも土地を広く使います。庭も残したいとなると、建てられる大きさが決まってしまいます。
こうしました廊下をほとんどつくらず、部屋から部屋へ直接つながる並びにしました。通り道に使うはずだった広さを、リビングと庭に回しています。

難しかった点夏の日ざしは部屋に入れたくない。でも冬の日は入れたい。窓の大きさを決めるだけでは、どちらか一方しか選べません。
こうしました屋根を1.2mほど外へ張り出しました(軒=屋根の出っぱり)。ほぼ真上から差す夏の日はさえぎられ、低い位置から差す冬の日は部屋の奥まで届きます。
難しかった点20年、30年先も同じ家で暮らしたい、というご相談でした。いまは気にならない段差も、そのころには負担になります。
こうしました玄関からリビング、洗面、寝室までを段差なしでつなぎました。廊下とトイレの幅は、あとから手すりを付けても、車いすが通っても大丈夫な寸法にしています。

夏の強い日差しを和らげる深い軒が、外観の大きな見どころです。

コンクリートの平板と白い砂利を組み合わせたアプローチに、若木の植栽を添えました。

佐藤 健一(デモ)
20年先も使えるかどうかを判断の基準にして、廊下とトイレの幅を現場でひとつずつ実際に測って確かめました。

山口 大輔(デモ)
1.2m張り出した屋根をささえる骨組みを組みました。強い風で持ち上がらないよう、留め金具を増やしています。

渡辺 亮(デモ)
段差をなくした床の下に、水道の管を通す道をあらかじめ確保しました。将来の点検も、床を壊さずにできます。

「庭を眺めながらお茶を飲むのが、毎日の楽しみになりました。軒が深いので、雨の日でも窓を開けていられます。」(デモ)
NEXT STEP
写真でお伝えできるのは仕上がりまでです。柱の組み方や断熱は、建築中の現場でこそご覧いただけます。資料だけのご請求も、ご相談からでも歓迎です。